本文へジャンプ         *Selamat datang Pandan Bali Ayu〜バリ人と結婚した私

バリ人との結婚

バリ人と結婚して感じたことを、とりとめもなく書いてみました。いい事も悪い事も両方あると思います。両方理解して、それでも私はバリが好きだしバリ人の主人と巡り会ってよかったと思っています。
また気がついたことがあれば、どんどん書き込んでいきますね!
国際結婚は、いかにお互いが歩み寄るかですよね〜

トップには、ワヤンが日本に来て感じた事を書き込んでみました。


●日本人と結婚して日本に住む事
ここには、日本生活7年半を迎え、来年バリに帰る予定のワヤンの感じた事を書きました

ワヤンは、バリでは日本語ガイドでした。日本人はたくさんのお金を使って、バリに来ます。そして高級
ホテルに泊まったり、スパに行ったり、正直に言うと、「日本に行けば、簡単にお金持ちになれるのかな〜」と
思いました。そして、お金がない私たちは、結婚後日本に出稼ぎに来たわけです。
今、振り返ると、楽しい思い出はほとんどありませんでした。

常夏のバリから、四季のある日本に来たのですが、雪や桜には感動しましたが、日本の暑さ、寒さは
やっぱり耐えられません。それに衣替えも面倒です(笑)

食べ物の好き嫌いも無いので、日本でもほとんど不自由なく食べられましたが、やはり私にはバリ料理が
一番です。結局なんでもかんでも、辛くして食べてしまっていました。あは〜

これは、日本のみなさんにはごめんなさい。でもバリで生まれ育った私には、人間同士の関わりが冷たい
ように感じました。

仕事に関すれば、バリよりずっとお給料も高く、頑張って働けば、お金はきちんともらえます。でもそのお給料
だけで、日本で生活する事の大変さを、身にしみて感じました。
日本に来る前の私の考えは大きな間違えでした。
全てがとにかく高いですよね。特に家賃にはびっくりです。働いても、働いてもかなり努力しないと、
貯金できない事もわかりました。仕事も、バリのようにのんび〜りなんていうわけには、いきません。
時間もきちんと守るし、とにかく全てをスピーディーに処理しなければいけません。出来なければ、
怒鳴られます。バリではそんな大きな声を出して怒られた事がありません。

毎朝、起きて、満員電車に乗って、仕事をして、昼休みもたったの1時間、そしてまた仕事、くたくたになり、
また電車に乗って家に帰ります。くつろぐ時間もほとんどなく、明日のために、さっさと寝ます。休みは
きちんとありますが、なぜかあっという間に過ぎていきます。時間の早さが日本とバリでは何倍も違います。

こんな生活もあと1年間です。私には辛抱ですね。でも外国人としての私を受け入れてくれて、仕事も出来、
お金をもらい、日本でなんとか生活できた事は、みんなに感謝しています。この日本での生活がなければ、
バリで家も建てれなかったし、将来に繋がっていくのですからね〜

もう1つ!奥さんが180度変わってしまいました(笑)バリに住んでいる時は、とても穏やかでやさしかった
のに、日本に数年住んでからは、人が変わってしまいましたよ。がんがん怒るし、いつもイライラしているし、
これもすべて忙しすぎる日本社会のせいなのでしょうか?バリに戻ったら、また穏やかになってほしいと思います。

これから日本人と結婚して、日本に来ようかなと思っているバリ人男性へ、とにかく大変だから、覚悟して来て欲しいと思います。でも真面目にこつこつ働ければ、日本でも生活出来るので、人生の勉強だと思って頑張ってください。



●優しいし、怒らない!
パパワヤンは本当に優しいです。バリにいるときは怒るということが一度もありませんでした。でも実は日本に住んでからは、たまに怒ります。これは日本のストレス社会にいるからかな?と思っています。私のせい??

●けんかはしない!
バリにいるときは、争いごとが嫌いなようで、けんかはしませんでした。これもまた、日本に住んでから、たまにけんかをしてしまいます。けんかといっても結局は考え方の相違から起こるもので、それはほとんどお金に対する考え方の違いです。

●家族思い
本当に家族を大事に思ってくれます。この気持ちは感謝しなければならないし、大事なことだと思います。特にバリ人は、子供が大好きなので、子供に対しては計り知れない愛情があると思います。(もちろん、奥さんの事も大切にしてくれるはず!)

●家族で協力する
例えば、家事は女の仕事という考え方はパパワヤンにはありません。これはもしかしたら、一般的には違うかも知れませんが、私の知っている範囲では、どんなことでも家族で協力していこうという気持ちがあると思います。
私が疲れていれば、家事は全部やってくれるし〜そんなパパを見て育つわが息子も、見習って欲しいです。

●お祈りをかかさない
バリヒンズー教を信仰するバリ人です。とにかく毎日お祈りはかかせません。バリから神棚と聖水を持ち帰っています。時々、お供え物もします。毎日お祈りをするパパを見て、息子も知らず知らず、お祈りするのが好きになっています。

  

●テレビ好き
バリでの娯楽といえば、やはりテレビでしょう。私にとってはくだらないと思われるお笑い番組を見て、大笑いしています。その姿を見ている方がおかしいですよ〜。とにかくテレビ、テレビです。あとテレビにしろ音楽を聞くにせよ、とにかく音をとても大きくします。ああ〜うるさい!なんであんなに大きな音にするんでしょうね?

●考えるという習慣がない?
今まで、のんびり気ままに生きていたバリ人。特にパパワヤンのように日本に来てしまったら、悩みや将来の事を色々考えないといけないですよね。。でも話し合ったり、考えたりする習慣がないのでしょう〜すぐsing ken ken(大丈夫)とかnanti(またあとで)とかばかり。
面倒なことが結構嫌いなような気がします。最後にはママに任せるよとすぐ言う。
自分たちの事なんだから、もっと真剣に考えてよ〜と思うけれど、これもバリ流なんだと最近はあきらめています。

●お金の事
これが、一番の問題!私より以前にインドネシア人と結婚した友達は、けんかする時っていつもお金の事!
この問題は一生平行線のままだよと言っていました。考え方の違い。

お金を持っている人がお金のない人を助けるという考え。別に悪いことではないけれど、私たちだって一生懸命働いて、お金を得ているわけですよね。日本人だからといってお金がざくざく出てくると思ったら大間違い。
自分の生活は自分たちで働いてやりくりするのが日本人の考え方。
いい仕事がないんだ〜といいながら、若者が昼間から、ぶらぶらしているのを見るとすごくむかつく!
働けよ!と思いますが〜。

実はパパワヤンの弟も子供が出来たから結婚したいのですが、結婚式のお金がないので貸してくださいと。私からすると、ふざけるな!お金がないなら子供作るな!と思うのですが。そのお金だって結局は返せないのです。

ああ〜バリに住んだら、きっとお金の問題がたくさんあるのでしょうね。
私はけちと言われても、むやみやたらにお金は貸さないと心に決めています。だいたい、人の生活助けるほど、自分たちに余裕なんてないはずです。
主人はもちろん、両親や兄弟にもはっきり言った方がいいと思います。日本人はお金の機械じゃないって!
お金に対する考え方だけは、一生かかってもバリ流にはなれません。

 

●物事をすぐ忘れる
これもまた、困ります。さっき話していた事もすぐ忘れてしまうし、明日の事なんて〜覚えていないのです。
時々、どんな頭の中身しているんだろうと不思議に思います。

●助け合いの精神
バリでは色々な事にみんな協力します。この考え方もとてもいいとは思いますが、時々、ええ!!そこまでやるの?と思う事もあります。
特に日本にいると、友達がバリに帰る時や自分が帰る時、お互いにお土産を頼んだり、向こうの家族に頼まれたり。日本人だったら、頼むとしても重いものや大きなものは頼みませんよね。
でもバリ人ってお互い様といって、平気で重たいものをを頼んでくる。私は運び屋じゃないと、パパワヤンに訴えても、お互い様!という言葉しか返ってこないのです。
バリに行く前に、この事で何度けんかしたことか〜。

●のんびり〜あくせく働かない
銀行やお店など、とにかくバリ人はのんびりペース。銀行で口座作るのだけなのに、一時間ぐらいかかったり、スーパーだって、店員はたくさんいるのに、おしゃべりしながら楽しそう?
最初は日本語で「早くしてよ!何やっているの?」とぶつぶつ言っていたけれど、自分が疲れるだけで、これもバリ流。

●バリ正装
これは、私の勝手な思い。はげたおやじも、あまりイケメンじゃなくても、誰でもバリ正装をすると、どうして
格好良く見えるのでしょう?サファリと巻物と頭のウダンは何か魔法がかったものじゃない?と思わせるほど
み〜んな素敵!皆様、バリ人の正装に騙されないようにご注意を!(笑)
昨日みた、格好いいおやじって、こんなにはげだったの?なんてことになりますよ。

 


●バリ語
バリ語は確かに難しいですね。でも日本語と同じような使い方の感覚(尊敬語や謙譲語)は似ていると思います。
私は、階級が上の人に対して使う、丁寧なバリ語の響きが大好きです。
日本にいながら丁寧なバリ語を聞くと、とても心地よく、バリを感じることが出来ます。
普通のバリ語は、逆にとても乱暴に聞こえてしまいます。時には怒ってるの?なんて感じます。
バリ人て女の人も声は大きいし、犬を追い払う時の声なんてすごいですよ〜

●貯金が出来ない
どうもバリ人はお金を貯金して、計画的に使おうという考えはないようです。だから私たちが家を建てる
ための貯金はパパワヤンは全然知りません。というか知ろうともしない。まったく他人任せというか〜。
どんなに苦労して私が節約してお金を貯めてるいるか、少しはわかってよ〜と思います。
4年前に、パパワヤンだけ一人でバリに帰りました。私は何かあると困るからお金を5万円ぐらい余分に
持たせたのですが、1RPも残さないで使ってきました。まったく何に使ったのかよくわかりません。
少しぐらい貯金がないと、いざと言う時に困ると思うのですが、バリ人はその時はその時。なんとかなるさ
との考え。私は心配でとてもこの考え方には、ついていけません。

日本で生活をして既に6年経っている今でも同じだ〜
06/7月にパパワヤンを日本において、私と子供だけでバリに帰った時の出来事です。
6日間の食費として4万円(十分だと思いますが)を渡しました。パパワヤンもバリには帰れないし、暑さの中
大変な仕事なので、好きなものを食べていいよと私は言いました。ちょうどバリに発つ朝、一緒に行く従姉妹
から立て替えていた3万5千円が戻ってきました。何かあるといけないと思い、そのお金もパパワヤンに渡し
ました。でも私は言いましたよ!「何かあった時のために少しは残しておいてよ〜無理して全部使わなくても
いいんだから」

バリから帰った日、駅まで迎えにきたパパワヤンはにこにこしています。なぜ???「ねぇ〜お金は
足りた?」の質問に「足りたけれど、全部使っちゃった〜はは〜」なに??全部使った??
毎日、仕事帰りにお寿司屋さんのカウンターで食べていたんですって(回転寿司ではない)そして6日間で
7万円をぱっと使ってしまいました。

だめだ〜やっぱりお金が目の前にあると、先の事は考えないで、そのまま使ってしまうようです。
今回はパパワヤンはお留守番でちょっぴりかわいそうだったから、私も怒るに怒れず、でも内心ちょっと
あきれています。バリで生活するようになってこんな事だと困ります。ぷん、ぷん(怒)

●借金があっても大丈夫〜
06/7月にバリに帰った時に、バリ人家族から言われた事です。
バリ人は借金はするけれど、貯金はしないんだよ〜
納得出来るような、出来ないような変なアドバイスでした。みんな口をそろえてTidak apa〜といいますが、
私にははっきりいって出来ません。もし明日病気になってお金がいる事になったらどうするの?
少しぐらい貯えがないと不安ですよね。
お金が必要になった時は借金すればいいんだよ〜とバリ人はいいます。
ひぇ〜なかなか理解できない考え方です。



●器用なバリ人 
バリ人はとても器用に思えます。まず、踊り。私は背も高いし、踊りには興味がないので、やったことはない
のですが、頭のてっぺんから、手足の先まで全神経を集中させて踊るバリ舞踊には、感動します。

音楽:私は以前音楽の講師をしていた事もあり、こちらは結構興味があります。リンディックをずっと習って
いたのですが、何が大変って、楽譜もなく、なんとなく似ているメロディーを覚えるのが、至難の業です。
私の頭には絶対音感(すべてドレミにあてはめて聞こえる)のですが、バリ人にはそれはなく、私の
覚え方にもバリ人側がびっくりしていました。ちょっぴり不思議な事です。

絵画:絵を描くのが上手な人がたくさんいますよね。うちのワヤンもさらさらっと絵を描いてしまいます。
私は本当に絵が下手なので、うらやましいです。

お供えもの作り:確かに子供の頃から、やっていれば誰でも出来るのかもしれませんが、こまごまと何種類も
作るのは、まさしく芸術だと思います。私が一番苦手な分野です。この儀式の時は、このお供えものでと、
種類の区別も全然わかりません。お供えもの作りに欠かせないものは、切れないナイフとホチキスです。

なぜ超さびているナイフを使うのかは知りませ〜ん。それでもバリ人は器用に使いこなしています。
あはは〜まさしく器用なバリ人です。

ちなみにワヤンの方が、私よりずっと上手に踊れる、絵は描ける、お供えものも作る事が出来ます。
唯一、私がワヤンに勝てる事は、リンディックとガムランです。特にリンディックは両手で違うメロディーを
奏でるので、かなり難しいらしいです。
バリに住んだら、ワヤンにお供えもの作ってもらおっと〜!駄目かな??出来の悪いバリ嫁だ〜





●バリ嫁として〜
バリ人と結婚してバリに住むとなったら、こちらも勉強することは多いと思います。まず言葉。インドネシア語はもちろん、私は出来ればバリ語も出来るとよりいいと思います。

バリ語がわからないとものすごく疎外感を感じてしまいます。何を言っているかわからないし、もしかしたら自分の悪口?かもしれない。なんかいつまでたっても、自分がお客様扱いされているような気がしてしまいます。

お供えもの作りも大変です。私ははっきりいってあの細かい作業はできません(ひぇ〜)。努力はするつもりでいますが、どうなることやら?だってパパワヤンの方がずっとお供えもの作りは上手ですもの。
我が家では、すべての仕事をお互いに協力してやっていくつもりです。

バリに旅をして癒されるのと、バリ嫁として住むのには、大きな違いがあると思います。すべてバリの習慣に
従う必要はないと思うけれど、でもいいところは取り入れたいし、悪い習慣はいやだし、生活するのは大変
ですね。あまり真剣に考えない方がいいとは思いますが、でも旅行気分では一生暮らしてはいけません。

ホテルに泊まって、プールで泳いで、ちょっとしたカフェでお茶?spaにも行って〜なんて、出来ない
でしょうね。日本から友達が来た時だけ、ちょっと贅沢しちゃおうかな?(でも贅沢出来る余裕はあるのかな)
贅沢が出来なくても、バリにのんびり暮らして、家族が仲良くできればそれが一番ですね。

バリに住みはじめた頃は、考え方の相違にいらいらしたり、切れそうになったこともしばしば。でもそんな事を続けていると、自分だけ空周りしてしまいそうだし、明日の事は明日考えればいいや〜とバリ流考え方で、のんびりやったほうがいいと感じました。
いつも怒ってばかりいると、顔にしわが増えて、早くおばあさんになるよ!といつも言われてしまいます。確かにそうかしら?とも思います。

バリは一年中暑いし、のんびりムードだし、時々脳みそが腐りそうになります。ストレスもためない方がいいから、適度に日本人の友人と話すのも必要かなと思います。日本のスピーディーな社会で生きてきた私たちには、最初は、なかなか馴染めない、こののんびりペース。

バリ流にのんびり、気ままに生活してみたい。わかってはいるけれど、時々いらいらしてしまう私です。


  

             

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